東京科学大学幾何セミナー

更新日:2026年4月13日
講演日
4月24日(金) 16:30–18:00
教室
大岡山キャンパス 本館 352セミナー室
講演者
幸谷 亮汰氏(東京科学大学数学系)
講演タイトル
Principal twistor models and asymptotic hyperkähler metrics
講演概要(クリックで表示)

本講演ではまず、漸近挙動を持つ代数的超ケーラー計量とツイスター空間の背景を概観し、主ツイスターモデル(PTM)と呼ばれる複素多様体を導入する。続いて、PTM の普遍性に関する主定理と、その系であるモジュライ空間への応用を紹介する。主定理において示される普遍性の内容は以下の通りである。錐的シンプレクティック多様体 X がクレパント解消 Y を持つとする。このとき、X の非特異集合上の超ケーラー錐計量 g_0 に漸近する Y 上の任意の代数的超ケーラー計量 g に対して、それと対応するツイスター空間は PTM を切り出すことによって一意に復元される。講演の後半では、普遍ポアソン変形の理論に基づき PTM を構成し、その普遍性の証明について解説する。